よくがんばった。
今朝、起きてすぐにムシ君の様子を見にいったら。
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ムシ君、息をしていませんでした。

生まれて6日目でした。

他の子が、100g、200gと体重を増やしていくなか、

あの小さな体でここまでがんばってくれました。

最初の日、

2日目。

がんばってペコのおっぱいに吸いついていました。

3日目、

4日目、

人口哺乳を一生懸命に飲んでいました。

5日目。

体温がちょっと温かくなり、体重が10g、増えました。

小さかったけど、いちばんのハンサムでした。

昨日の夜、ちょっと嫌な予感がして、朝までつき添っていました。

他の子たちが300gを越えようとしているなか、もしもムシ君が生きることが

できたとして、ほんとうに生き続けられるんだろうか?

ハンディキャップは背負わないだろうか。

ムシ君は、あきらかに首も据わっておらず、身体の発育が違いました。

それでも最大限の努力をして、もし生き残れたらうちに残そう。

たぶん手放せなくなるだろうなと、そんなふうに思っていました。

なんだか嫌な予感。

隣の部屋からムシ君の鳴き声が聞こえてきたような気がして、

なんども、明け方、様子を見にいった。

ムシ君は、すやすや、気持ちよさそうに眠っていた。

お腹も、ぴこんぴこん、息をして上下していた。

5時頃、最後の哺乳をした。

注射器の半分くらいは、飲んだと思う。

排泄の世話もして、ようやくわたしも眠った。

それが、最後だったなぁ。

そして。

ムシ君、ペコの胸に抱かれたまま、眠るように。

とても安らかな、苦しみや痛みがなかったんだろうな。

ママの腕のなかで安心だったんだろうな。

そんな顔をしていました。

ペコが抱っこしていたから、とても温かく、だからすぐにはわかりませんでした。

鼻も濡れていて、さっきまで息をしていたんだろう。

近所のお友だちが、最後のお別れに来てくれた。

白い薔薇の蕾は可憐で小さくて、ムシ君に似合うなと思いました。

安らかな顔をしてるね。

ほんとに眠ってるだけみたい。

きれいな、いいお顔をしてるね。

そう言ってくれました。

ムシ君にとって、この世にいた5日間が、つらくて苦しいだけのものじゃなくて

あったかかったり、やさしかったり、だったらいいなと思う。

できるだけのことを、してあげられただろうか。

あのとき、寝ないで様子を見ていたら守れたんだろうか。

でも、無理やり命を保つことが彼にとっていいことだったんだろうか。

考えることは尽きないけれど。

生きるものすべて、寿命には逆らえない。

だから、命ある今を、大切に生きなきゃいけないんだなと思いました。

7頭生まれたら、どうしても未熟児が出て、こうなることもある。

それは仕方のないことだと、頭では理解している。

ただ。

ムシ君は、モナちゃん以降、自分が一緒に暮らしている犬、

ブリーディングした犬、すべての中で、死を看取るはじめての子です。

たった6日でも一緒に暮らしたら、もう、家族です。

逆子で生まれて途中で出てこないムシ君の尻尾を、胴を、必死でひっぱりました。

んみゃ。

産声。

その瞬間から、自分の子みたいな感じ。

はじめて、注射器からミルクを飲んでくれたとき、君とつながっている気がしたよ。

だんだんと、鳴き声が小さくなったので、不安を感じてはいました。

どうか、どうか、安らかに。

君に、光を見せてあげたかった。

他の6頭は、すこやかに、元気に育っています。

ムシ君、生まれてきてくれて、ありがとう。

君に会えて、よかった。

たくさんのことを、教えてくれた。

ありがとう。

最後の瞬間、ペコに抱かれて旅立てたことが、せめてもの救いでした。

みなさん、ムシ君に応援をありがとう。

きっと伝わっていたと思います。
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by maya-max | 2006-12-30 13:11 | ペコの育児日記


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